この記事では稼げるブログを始めるロードマップを示します。
僕がブログを始めたときに、何をどうやるのかネットで色々検索してみたのですが、
- どのような順番で進めればよいかよくわからない
- 今やるべきではないことを先にやってしまう
- 調べた通りやったけどうまくいかない
ということが結構ありました。
この記事を読めば
- ブログを始める順番
- 初心者がつまづきやすい箇所
- ブログで稼ぐために最低限やるべきこと
といったことがわかります。
ぜひ参考にしてブログを始めてみてください。
稼げるブログを始めるロードマップは大きく4つのステップがあります。
準備 → ブログ開設 → 記事執筆 → 収益化施策
それぞれ詳しく解説していきます。
<ステップ1.準備編>
ブログで書くジャンルを決める
これはジャンル選びの記事でもお伝えしました。もう一度結論をまとめます。
- 熱意をもって記事を書けるジャンル
- その分野の専門性がある
- 読者の役に立つ情報を提供できる
- 売れる商品・サービスがある
- YMYLは避ける
ジャンル選びは収益に大きく影響します。
稼げないジャンルを選んでしまうと、いくら記事を書いても収益は出ません。
またジャンルの範囲が広いと、大手企業や既に大きな成果を出しているブロガーの記事との差別化ができず、収益化は難しいでしょう。
あなただけのユニークな情報発信ができる範囲までジャンルを絞ることで、より多くの読者を獲得する可能性が高まります。
最初は複数のジャンルで記事を書く「雑記ブログ」にして、その中からアクセス数の多い分野の記事に注力していく方法もあります。ただし、ジャンルを広げすぎると「悩みを解決したい」読者に対してあなたのブログへの興味が薄まってしまいます。多くても5つ位のジャンルにするのをオススメします。
きちんと戦略をもってジャンルを選んでください。
万一うまくいかなくても、次のブログでその経験を生かせばよいだけです。まずはジャンルを決めて初めの一歩を踏み出してみましょう。
- 「(得意なこと) X (読者の役に立つ) X (売れる商品がある)」をジャンルにしよう!
- ジャンル選びに迷ったら、雑記ブログで良いのでとにかくスタートさせよう!
★つまずきポイント
- 売れる商品がないジャンルを選んでしまうと、収益化できない。
- 「雑記ブログ」だとしてもジャンルは5つ位までに絞る。
ブログ研究 ~ゴールのイメージ作り
さっそくブログを始めたいところですが、やみくもに始めても結果は出ません。
「自分が目指すブログはどのような形になるのか」
ゴールをイメージすることが大切です。
とはいえブログを初めて作るのですから、どんなブログが良いのか自分ではちょっとわからないですよね。
そこで、自分が書こうとしているジャンルのブログを検索し、お気に入りのブログを見つけてみましょう。
- 「これ、読みやすいな」
- 「こんな感じのブログを書きたいな」
そう思えるブログをいくつかピックアップし、ブログ作りの参考にするのです。
注意点ですが、こぴぺ(コピー・アンド・ペースト:コピーしてそのまま貼り付ける)はダメです。シンプルに犯罪ですから最悪訴えられることも。内容が同じで表現を若干変えているだけ、というのもアウトです。
他のブログはあくまで参考として、自分のブログは自分の考えで書きましょう。
★つまずきポイント
- やみくもにブログを始めても途中で行き詰ってしまう。
- まずブログ研究をしてゴールのイメージをつかもう。
あらかじめ用意するもの
- パソコン
- スマートフォンまたは携帯電話
- クレジットカード
- メールアドレス
- Googleアカウント
以上が事前に用意しておくものです。
パソコンは最初の各種契約作業とブログの編集作業で使います。
このパソコンはインターネットにつながっていることが前提です。
パソコンが初めてという方は、あらかじめ使い方に慣れておくのが良いでしょう。
近くにパソコンの得意な人(ふだん仕事で電子メールや資料作成している位で十分)がいれば、聞きながらブログを始めるのも一つの手段です。教えてもらったらお礼はキチンとしましょう。
その他の「用意するもの」は、この記事をご覧になっている方はすでに持っていると想定しています。
そもそもパソコンかスマホが無いと、この記事にたどり着けないですから。
あらかじめ考えておくもの
- WordPressのユーザー名(ブログ編集するツールにログインするときに使う名前)
- ブログ名(ブログのサイト名)
- ニックネーム(ブログのプロフィールで使う名前)
- ドメイン(インターネット上の住所)
WordPress(ワードプレス)とは、ブログを編集するツール(ソフトウェア)です。
WordPressのおかげでHTMLやCSSといったプログラミング言語を知らなくても、簡単にブログを編集できます。
このWordPressを使うには、あらかじめアカウントを作ってログインする必要があります。
WordPressのユーザー名をあらかじめ考えておくとスムーズです。
ブログ名(ブログのサイト名)はあなたのブログの名前です。
読者があなたのブログにたどり着いたときに一番上に表示される「ブログの題名」みたいなものです。検索されやすいように覚えられやすいものにしましょう。
ニックネームはあなたのブログ上での名前です。
人気のブログでは、運営者のキャラクターが記事内のあちこちに出てくることが多いです。自分の特徴を端的にあらわした親しみやすい名前をつけると良いでしょう。
ドメインはあなたのブログのインターネット上の住所(アドレス)です。
読者が検索などでたどり着きやすいように、ブログ内容に関連した覚えやすい名前が良いです。
ドメインについては、次の<ステップ2.契約・設定編>で詳しく解説します。
★つまずきポイント
- ユーザー名、ブログのサイト名、ニックネーム、ドメインはWordPress開設時に初めて考えると案外時間がかかる。
- 他のブログなども参考にしてあらかじめ考えておくとスムーズに進む。
<ステップ2.ブログ開設編>
レンタルサーバーの契約
収益化できるブログを立ち上げたい人は、専用業者からサーバーを借りる「レンタルサーバー」を使うのが一般的です。
無料ブログもありますが、書いた記事は投稿者ではなく無料ブログの運営者側の資産。
そもそも無料ブログでは、収益化のメインとなるアフィリエイトやGoogleアドセンスを使えないケースが多いです。
また、無料ブログ運営者側の都合で突然記事が削除されたり、無料ブログのサービス自体が閉鎖となる可能性も。
安定したブログ運営を目指すのであれば「レンタルサーバー」を契約します。
ブログ名とドメインの設定
ブログ名とドメインは、読者が検索などでたどり着きやすいように、ブログ内容に関連した覚えやすい名前が良いです。
いざ設定する段になってどうしようか迷ってしまうかもしれませんので、あらかじめ考えておくと良いでしょう。
また、ブログ名とドメインは他のブログと重ならないように独自の名前である必要があります。
(ブログ名は最悪重複しても設定できますが、検索されるときにかぶってしまうので避けた方が無難です)
【参考情報】Googleが提唱する「最適なドメイン名の決め方」
インターネット検索エンジンの最大手であるGoogleも、ドメイン名が重要であることを主張しています。ここでは公式ページの冒頭文を引用しますが、その他にも良いドメイン名、避けるべきドメイン名などを提示しています。ドメイン名を決める前に、一度目を通しておくことをオススメします。
ドメイン名の選択は、ブランドやビジネスを確立するうえで最も重要なステップの 1 つと言えます。人が最初によく目にするものの 1 つがドメイン名ですが、ウェブサイトやブランドの印象はドメイン名で変わることがあります。ドメイン名を慎重に選んだ場合はユーザーの関心が高くなり、ウェブ トラフィックが増える可能性がありますが、いい加減に選ぶと逆効果になることもあります。
https://domains.google/intl/ja_jp/learn/how-to-come-up-with-a-good-domain-name/
【コラム】レンタルサーバーとドメインを簡単解説
~ 「レンタルサーバー?」「ドメインって何?」という方へ ~
初心者向けのおおまかな説明をします。
「レンタルサーバー」、「ドメイン」を知っている人はこのコラムは読み飛ばしてください。
先ほどWordPressでブログを編集するとお伝えしましたが、読者はあなたのパソコンにあるブログを読みに来るわけではありません。サーバーと呼ばれる、インターネットの様々なサービスを提供するコンピューターにブログがあります。
- 読者は「このブログを見たい」とサーバーにリクエスト(要求)し(#1)、
- サーバーが「あなたが見たいブログはこれですね」といって情報を提供する
という仕組みになっています。
このサーバーは特別なコンピューターで、素人が自宅におけるようなシロモノではありません。
- 24時間365日稼働
- 高度なセキュリティ対策
- 停電、自然災害でもダウンしない
したがってサーバーは専用の業者が運用することになります。
この専用業者からサーバーを借りて(レンタルサーバー)自分のブログを運営するのです。
「ドメイン」は「このブログが見たい」とリクエストするときにブログの場所を指定する住所のようなものです。
具体例としては
の「yahoo.co.jp」
の部分ですね。
(ちなみに、「https」はプロトコル、「www」はホスト名と言い、それぞれ
・プロトコル:インターネット上でのやり取りのルール
・ホスト名:インターネット上のコンピューターの名前
です。ホスト名は省略されることもあります。
「https://www.yahoo.co.jp/」自体はURL(ユー・アール・エル)と呼ばれます。)
#1) リクエストとはブラウザのアドレスバーにURLを書き込み、
- スマホであれば右下にある「開く」や「go」「虫眼鏡アイコン」「矢印アイコン」をタッチする、
- パソコンであれば「Enter」キーを押することです。
★つまずきポイント
- ドメインもWordPress開設時に初めて考えると案外時間がかかる。
- ブログのサイト名といっしょにドメインもあらかじめ考えておくとスムーズに進む。
WordPress(ワードプレス)のインストールと初期設定
ブログを編集するのにはWordPress(ワードプレス)というソフトウェアを使うとお伝えしました。WordPressは最初からあなたのパソコンに入っているわけではないので、インストールする必要があります。
WordPressのインストールが終わったら、ブログの編集がスムーズにできるように初期設定をします。
WordPressのインストールと初期設定の具体的なやり方については、別記事で詳しく解説します。
<ステップ3.記事執筆編>
ブログ研究 ~競合リサーチ
「1-2.ブログ研究 ~ゴールのイメージ作り」では、自分の理想とするブログを考えましたね。
同じブログ研究でも、競合リサーチは具体的な記事内容を調べます。
自分と同じジャンルの人気ブログをいくつかピックアップし、
- どんな内容が書かれているか
- 読者のニーズは何で、どのように満足を得ているのか
- 自分にしかできない読者満足を得られる情報発信は何か
を考えます。
この時点では全てをカバーしていなくても大丈夫です。
最初からブログ研究をするクセをつけておくと、
「どうやって稼げるブログを作るか」
を常に考えるようになり、良いアイディアも出やすくなるものです。
「どれが稼げるブログかわからない」という方へ。大丈夫です。
検索上位に表示される個人が運営するブログは、間違いなく稼いでいるブログです。
この後に実際に記事を書くようになって行き詰ったときも、このブログ研究をすることで
- 「あ、こんな風にすれば良いんだ」
- 「こんな内容をカバーする必要があるな」
- 「自分だったらこんなことを発信できる」
という発見があります。
良いブログを参考に、あなたにしかできない情報発信をしてみてください。
★つまずきポイント
- ブログ初心者がいきなり記事を書き始めてもうまくいかない。
- 自分のアイディアだけだと記事内容にモレが出がち→競合リサーチでカバーする。
- 競合には無い自分だけが書けることは何かを考えよう。
【注意】競合リサーチはあくまで参考にするだけで、丸写し(またはチョット修正するだけ)はNGです。あなた独自の表現で発信しましょう。
ブログのサイト設計 ~スタートとゴールを決める
サイト設計は、あなたのブログサイトをどのようなものにするかの設計です。
サイト設計では、
- どんな読者に向けたブログなのか ~読者像の明確化
- このブログが読者に与えるメリット ~他にはないこのブログだけの価値
- 紹介する商品・サービス
- 読者にどのようになって欲しいのか
を明確にします。
特に、
「読者はどんな悩みを解決しようとしているのか」
というスタート地点と、
「読者にどう行動して欲しいのか」
というゴールを明確にすることが大切です。
そのためにまず、どんな人を読者の対象とするのかという読者像の明確化が必要です。ただ、あまり難しく考えなくても大丈夫です。
- 過去の自分
- 家族
- 親しい友人
このような人たちから2,3人ピックアップすればOKです。
悩みを抱える読者はインターネットで解決策を検索します。これが検索意図です。
検索をするときに使う言葉が検索キーワードです。
記事を書くときには、検索意図とキーワードが非常に大切です。
検索結果上位表示されるブログは、検索意図を満たしたキーワードがタイトルや見出し、記事本文で効果的に使われています。
検索上位表示されるブログは、記事内容も質が高いです。
読みやすさや独自性も含め、読者の悩みを解決する情報が効果的に示されています。
検索上位表示のブログよりもさらに上位表示されるには、競合には無いあなただけのブログの価値を提供する必要があります。
ブログのサイト設計では、あなたのブログで書く記事をタイトル名でリストアップしておきましょう。
以下の6つを考えておくと、後が楽になります。
- ブログ全体の記事数
- 記事のタイトル
- 集客用記事と収益化用記事
- それぞれの記事をどのようにリンクするか
- 記事のカテゴリー
- 記事を書く順番
(1)ブログ全体の記事数
ブログのジャンルによって、必要な記事数は変わります。
ジャンルが広すぎると、必要な記事が膨大になりブログのメンテナンスが大変になってしまいます。
1000を超える記事数でないと読者の満足が得られないようなブログに手を出してしまうと、たとえ収益化ができなくても引くに引けなくなる可能性があります。
最初のブログは30程度の記事で一区切りできる位をオススメします。
なお、雑記ブログであればあらかじめ記事数を決めることはできないと思いますので、その辺りは無視してください。
(2)記事のタイトル
記事のタイトルは、読者がその記事を読むかどうかの判断をする非常に重要なものです。
検索されるキーワードを効果的に盛り込み、読者にとって魅力的なタイトルになるようにしましょう。
(3)集客用記事と収益化用記事
記事は目的別に「集客用記事」と「収益化用記事」に分かれます。
- 「集客用記事」であなたのブログのファンを増やし、
- 「収益化用記事」で読者が商品やサービスを購入する後押しをします。
どちらの目的の記事か意識して執筆するようにしましょう。
(4)それぞれの記事をどのようにリンクするか
記事は機能的に「まとめ記事」と「詳細記事」に分けられます。
- 「まとめ記事」では大まかな説明をして
- 「詳細記事」で詳しく解説します。
すべての記事がリンクでつながるわけではありませんが、可能なものは、まとめ記事から詳細記事にリンクを貼って、うまく読者を誘導しましょう。
(5)記事のカテゴリー
カテゴリーは、あなたのブログサイトをいくつかの分野に分類したものです。カテゴリー数が多すぎたり、各カテゴリー内の記事数が極端に違う分類は避けましょう。目安としては、
- カテゴリーが5つ
- カテゴリーごとの記事が10
程度が良いです。
記事のリストアップで、カテゴリーとともに、それぞれの記事が
- 「集客用記事」と「収益用記事」
- 「まとめ記事」と「詳細記事」
のどちらになるのかを決めておくと、各記事の目的と役割が明確になります。
(6)記事を書く順番
記事を書いていく際は、思いつくまま書いていくのではなく、互いに関連した記事を順番に書いていくようにしましょう。
例えば、まとめ記事を最初に書いて、その後に関連する詳細記事を書いていく、というスタイルです。
こうすることで、最初からブログ内でリンクを張ることができ、ブログがまとまります。
読者も次に何の記事を読むべきかが分かりやすくなるので、あなたのブログにとどまる時間がより長くなり、広告収入を得る可能性が高まります。
「サイト設計なんて、面倒でやってられないよ」という方もいるでしょう。
でも、記事を書く前にはどんなことを書くのか考えるはずです。
でしたら、きちんとサイト設計をして、最初にまとめて考えておくほうが良いです。
サイト設計をすれば、スタートとゴールが明確になるので楽になります。
雑記ブログでも
- ジャンルをある程度絞る
- 読者にどんな価値提供をするのか
- 紹介できる商品やサービスは何か
など、あらかじめ考えておくと良い項目がありますので、できるだけサイト設計することをオススメします。
★つまずきポイント
- サイト設計無しで記事を書き始めると、ブログ内容が発散してしまう。
- ブログ設計で、スタート(読者の悩み)とゴール(期待する読者の行動)を明確にしよう。
記事設計 ~何をどう書くか考えておくと後が楽
記事を書くときも、サイト設計と同じように準備が大事です。
記事設計でやることは次の2つです。
- 記事構成
- 記事内容の調査
記事構成
記事の基本的な構造はほとんど決まっていて次のようになります。
- 記事タイトル
- アイキャッチ画像(記事タイトル用)
- リード文
- 目次
- 見出し
- アイキャッチ画像(見出し用)
- 本文
- まとめ用見出し
- まとめ
(5.6.7.を必要なだけ書きます。)
上記のような順番で記事は書かれますが、上から順番に重要度が大きいです。
なぜなら、読者がアクセスする順番で、記事を読むか読むないかが判断されるからです。
最初の記事タイトルは「ブログのサイト設計」の工程で決めたものを使います。
読者の検索意図にかなったキーワードがタイトルに無いと、検索結果で上位表示されません。
SNSによる集客でも、タイトルの付け方がイマイチだと、読者に記事をクリックしてもらえません。
つまり、記事タイトルを適切に設定しないと、どんなに本文が良くても読者はアクセスすらしません。
記事タイトルは、実は全力で取り組むべき最重要項目なのです。
アイキャッチ画像は、各記事のタイトルの下に置く画像のことです。
単なるイメージ画像のこともありますが、大きな文字で
- この記事では何が書かれているのか
- この記事を読むメリット
などが書かれているものが多いです。
リード文は、記事本文前に書く数百文字程度のコンテンツですが、単なる前書きではありません。
このリード文によって、読者はこの記事を読むかどうか判断します。
つまり、リード文は記事タイトルに次ぐ重要項目なのです。
リード文は、
- 読者の共感を得る
- 読者が記事を読むメリットを示す
- 結論を把握してもらう
という役割があります。
これらに加え、
- 読者が抱える問題の提起
- あなたが持つ実績とブランディング
を加えることでより有効なリード文になります。
見出しは、必要なコンテンツ(書くべき項目)の数だけあります。
まずは
「どんなコンテンツがその記事に必要か順不同で書き出し」
その後で
「どのような順番にすればより読者に伝わりやすいか」
を考えます。
見出しの順番が決まれば、目次も自然と出来上がります。
見出しも記事タイトルと同様に読者の検索意図やニーズを満たす魅力的なものとします。
狙ったキーワードや関連する言葉を適切に盛り込み、読者に読みたいと思われるように工夫しましょう。
本文も、見出しとペアで必要なコンテンツ分あります。
インターネットの記事を読む読者は、
- 飛ばし読みをして
- 結論を早く知りたくて
- 「本当にそうなの?」と疑う
傾向が強いです。
ですから、いわゆる「PREP法」で本文を書いていくのが良いです。
PREP法は次の順番で行うコミュニケーションの手法です。
- Point: 結論
- Reason: 理由
- Example: 具体例、事例
- Point: 結論
記事最後のまとめでは記事の結論をもう一度繰り返すだけでなく、
- 読者にどうして欲しいのか
- 読者にどうなって欲しいのか
をしっかりと伝えます。
- まとめ記事であれば「別の詳細記事を読んで欲しい」
- 商品の紹介記事であれば「商品を買って欲しい」
といったことをわかりやすく記述します。
記事内容の調査
記事内の各コンテンツについて、本やインターネット、自分の体験などで事前調査を十分しておきましょう。
記事を書きながら調べるスタイルだと時間がかかります。
目安としては、初心者が持つ疑問点には全て答えられる位まで調べることです。
必要なコンテンツのリストアップ後に事前調査を行い、その過程でまた必要なコンテンツが出てきたらそれも見出しとしてリストアップします。
手順としてはこのようになります。
- コンテンツのリストアップ
- コンテンツの見出しとその順番を仮に決める
- 事前調査
- 必要なコンテンツが出てきたら新たに見出しを追加、順番も決める
- 追加コンテンツの事前調査
- 必要なだけステップ4と5を繰り返す
この時点で記事内容のほぼすべてをカバーしておくと、記事執筆が楽になります。
★つまづきポイント
- 記事タイトルやそれに続くリード文に魅力がないと、記事にアクセスさえされない。
- 記事内容を十分調査しておかないと、執筆中にたびたび調べ直すことになる。
- 初心者の疑問には全て答えられる位は調べておこう。
記事作成 ~まずは5記事書いてみよう
いよいよ記事作成です。
まずは1記事からですが、最低5記事は続けて書きましょう。
なぜ5記事かというと、広告リンクを張るための審査で、ある程度の数の記事が必要だからです。
記事数の基準は広告の種類によってまちまちで明示していない場合もあります。例えば、成果報酬型広告のアフィリエイトを扱うASPの大手「もしもアフィリエイト」では、ブログなどの登録するメディアに記事が5つ以上あることを求めています。
審査基準は記事数だけではありませんが、
- 最低5記事
- 出来れば30記事程度
- 読者の役に立つ品質の良い記事
を目標に記事を書いていきましょう。
ブログ記事の構成
ブログ記事の構成作業は記事設計で行いましたね。
【ブログ記事の基本構成】
- 1.記事タイトル
- 2.記事タイトルのアイキャッチ画像
- 3.リード文
- 4.目次
- 5.見出し
- 6.見出しごとのアイキャッチ画像
- 7.本文
- 8.まとめ
5.、6.、7.を必要なだけ繰り返す
このうち、記事タイトルと見出し及びその内容(本文)の順番は記事設計ですでにできています。
記事作成では次のことを行います。
- リード文(記事冒頭の書き出し)を書く
- 各見出しの記事内容を書く
- 記事全体の流れが分かりにくくないか確認する
- まとめを書く
記事を書くときは、単調にならないように適切な装飾をするようにしましょう。
- アイキャッチなどの画像挿入
- 箇条書き
- 番号付きリスト化
- 太文字や背景色などの強調表示
この段階ではあくまで下書きなので、使っているエディタによっては画像挿入や文字の強調表示ができないかもしれません。装飾はWordPressで記事投稿をするときに行います。
記事作成手順
具体的な記事の書き方手順を示します。
- 1.見出しごとに書く内容を箇条書きにする。
- 2.箇条書きの内容をどのような順番で書くか決める。
- 3.本文の下書きをする。
- 4.リード文を書く。
- 5.まとめを書く。
箇条書きでは、順番や内容の階層も関係なく、思いつくまま書くべき項目をリストアップします。
すべて出し切ってから、順番や階層を考えます。
このとき、例えば「記事設計」で紹介した「PREP法」を意識して記事内容の構成を考えると、読みやすい文章になります。
「PREP法」 結論(Point) → 理由(Reason) → 例(Example) → 結論(Point)
ここまでやっておけば、本文の執筆は構成通り書くだけになります。
記事を読むストレスを下げる
読者のほとんどは、インターネットで検索してたまたま目にとまったあなたの記事を読んでいます。読みにくいと思ったらすぐに別の誰かの記事に行ってしまいます。
ですから、記事を読むストレスをできる限り下げなくてはいけません。
つまり、見やすさと分かりやすさにこだわるということです。
それぞれ、いくつか例を挙げます。
見やすさ → 直観的に読みやすい
- こそあど言葉を減らす
- 不要な言葉や表現は削除する
- 文章だけの単調な作りにしない
- 箇条書きや番号付きリストで要点を整理する
- 写真やイラストを挿入する
- アイコンと吹き出しを使う
分かりやすさ → 論理的に読みやすい
- 筋が通った文章にする。読者に「何を言っているかわからない」と思わせない。
- 読者が分からない言葉を使わない。言い換えるか、説明する。
- 結論、理由、根拠の3点を示す。
他にも気を付ける点はありますが、最低限ここで示した点は意識しましょう。
リード文を書く
リード文は書き出しや冒頭文とも言います。
リード文については記事構成のパートでも紹介しましたね。
もう一度リード文の役割について確認しましょう。
- 読者の共感を得る
- 読者が抱える問題の提起
- 読者が記事を読むメリットを示す
- 結論を把握してもらう
- あなたが持つ実績とブランディングの提示
読者はリード文を見て記事本文を読むかどうかを決めます。
読者に、
- 「このブログ記事は自分のために書かれたものだ」
- 「こんなことが分かるのなら読んでみよう」
と思ってもらえるリード文を書きましょう。
まとめを書く
まとめでは、記事の結論と、読者にどうして欲しいのかを伝えます。
結論の例を示します。
- 記事の要点を箇条書きする
- 書き手が主張する方法を1ステップずつ示す
読者の行動をうながす例を挙げます。
- 別の記事を読んで欲しい
- 今すぐ実践して欲しい
- 商品を買って欲しい
記事が長くなると、最初の方で書かれた内容は忘れられてしまうものです。
まとめで記事の要点をしっかりと伝え、読者の行動をうながすようにしましょう。
記事の下書き用エディタ
エディタとはメモ帳などの文章を書くためのソフトウェア/アプリです。
下書き段階の記事は好みのエディタを使って書きます。
もちろん、WordPressの標準エディタで直接書いていってもOKです。
ただ、WordPressの標準エディタは余白が多くて可視性が良くありません。
文章をクリックすると、装飾用のブロックがポップアップされるのもわずらわしいです。
記事の下書きは自分のお気に入りのエディタで書いていくのがオススメです。
僕はEvernote(エバーノート)を使ってブログ記事を書いています。
Evernoteの便利な点は次のようなものです。
- PCとスマホで同期できるので、スマホさえあればどこでも書ける
- 太字、アンダーライン、蛍光ペンなどの強調表示ができる
- 画像挿入できる
- 表を書ける
- リンクを挿入できる(外部リンクだけでなく、Evernoteの他のノートにも)
- 自動保存してくれる
- 文字数が分かる
- ノートにタグ付けできる
- 複数のノートを構造化して保存できる
- 複数人で編集できる
非常に便利な機能が多いツールで、普段から使っていることもあり、ブログ記事の下書きでも大いに活用しています。
エディタはたくさんの種類がありそれぞれ特徴がありますが、自分のスタイルに合ったツールを使うと良いでしょう。
★つまずきポイント
- 広告リンクを張るための審査に通るには最低5記事、できれば30記事必要。
- 記事執筆前の準備が十分でないと、いざ書き始めても調べることがドンドン出てきて記事が書けなくなる。
記事投稿
記事の下書きが終わったらWordPressで記事を投稿します。
投稿をしながら、WordPressの機能を使って画像の挿入や、文章の装飾をします。
WordPressを使った記事投稿の具体的方法は、別記事で詳しく解説します。
推敲
記事を書きあげても、そのままにしておいてはいけません。
執筆して1日経ってから見直してみると、記事の見た目や書いた内容のアラが見えてくるものです。必ず推敲しましょう。
特に、タイトルや見出しの誤字脱字は致命的です。
記事の信頼度が下がり、読まれなくなる可能性大です。
また、1ページ全てが文章になっていると、読者は読む気がなくなります。
イラストや表、箇条書き、吹き出しを適度に入れ、アクセントをつけるようにしましょう。
パソコンだけでなく、必ずスマホでも確認します。パソコンを持っていない人はいますが、ブログを読む人はほぼ間違いなくスマホを持っています。スマホ画面でも違和感がないか確認しましょう。
推敲は下書き用エディタではやらず、WordPressで記事投稿してから行います。
読者がブログを読む環境と同じ状態で推敲することが大事です。
<ステップ4.収益化施策編>
広告収入の仕組み作り
ブログで収入を得る方法は、基本的に広告です。
読者がブログ内にある広告をクリックし、企業の広告サイトを閲覧したり、実際に商品を購入することによって報酬が発生します。
広告収入は主に次の3つがあります。
- クリック報酬型広告
- 読者が広告をクリック → 報酬が発生
- 成果報酬型広告
- 読者が広告をクリック → 商品・サービスを購入 → 報酬が発生
- 純広告
- 広告主と直接契約した広告を掲載 → 報酬が発生
それぞれの特徴をまとめると次のようになります。
広告種類 | メリット | デメリット |
クリック報酬型広告 | クリックされるだけで報酬が発生 | 報酬単価が低い |
成果報酬型広告 | 報酬単価が高い | 商品を上手に紹介するなど売るための努力が必要 |
純広告 | 広告するだけで報酬発生 報酬単価が高い | 一定以上のアクセス数が無いと契約できない |
※純広告は広告主が狙うターゲット顧客が多くアクセスするブログであることが必須です。
そのため、ブログである程度実績(アクセス数・収益)が出てからでないと純広告契約はできません。ブログを始めたばかりの場合はほとんど縁が無い広告なので、ここでは割愛します。
クリック報酬型広告の仕組み
クリック報酬型広告で有名なのはGoogleアドセンスです。仕組みを簡単に説明します。
- 広告主→Googleに広告を出稿(広告を出す)
- ブログなどのメディア運営者→Googleアドセンスの広告コードを自分のブログに設置
- 読者→ブログに設置したバナー広告をクリック
- Googleから報酬が支払われる
Googleアドセンスの広告を設置するには、あらかじめ登録申請し、審査を通しておきます。
広告内容はメディア運営者が選ぶのではなく、読者の閲覧履歴などから最適と思われる内容をGoogleが選んで自動的に表示してくれます。
Googleアドセンスは、ジャンルを選ばない雑記ブログと相性が良い広告です。記事内容にかかわらずGoogleが自動的に広告内容を変えてくれるので選ぶ手間がありません。
ただ、報酬単価は数十円から数百円と比較的低めです。
なお、Googleアドセンス以外のクリック報酬型広告としては、
- 忍者AdMax(アドマックス)
- nend(ネンド)
- i-mobile(アイモバイル)
などがあります。
Googleアドセンスの特徴や注意点、具体的な登録方法については別記事で詳しく解説します。
成果報酬型広告の仕組み
成果報酬型広告はアフィリエイトとも呼ばれ、ASPを通して広告を選択した後に自分のブログに設置します。
ASPとはアフィリエイト・サービス・プロバイダー(Affiliate Service Provider)の略で、広告主とブログなどのメディア運営者を仲介する業者です。
- 広告主→ASPに広告を出稿(広告を出す)
- ブログ運営者→ASPにある広告主の広告コードを自分のブログに設置
- 読者→ブログに設置したバナー広告をクリック
- 読者→広告先のサイトから商品・サービスを購入/会員登録
- 広告主→ASP経由でブログ運営者に報酬が支払われる
成果報酬型広告では、あらかじめASPに登録してから広告を選びます。
ASPによっては審査があり、記事数など一定の条件をクリアして登録となります。
また、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトなどECモールがASPを兼ねているものもあります。
参考までに主なアフィリエイトの単価とジャンルを挙げます。
- 低単価(数百円程度):本、家電、雑貨、ファッション、パソコン
- 中単価(数千円程度):動画、資格・英語・スクール、通信
- 高単価(1万円以上):金融、転職、パーソナルジム、結婚相談所
※あくまで目安です。案件によって単価は異なります。
ASP | 特徴 | 登録審査 |
A8.net | オールジャンル | 無し |
もしもアフィリエイト | 物販ジャンルに強い | あり |
afb-アフィb | ヘルス・ビューティが充実 | あり |
アクセストレード | 案件数は50件程度 ゲーム、金融、Eコマースなど | あり |
バリューコマース | 1999年アフィリエイト開始のパイオニア | あり |
楽天アフィリエイト | 楽天市場の商品を紹介 | 無し |
Amazonアソシエイト | Amazonの商品を紹介 | あり |
各ASPの特徴や注意点、具体的な登録方法については別記事で詳しく解説します。
ブログの集客にはSEO対策が必須 ~検索上位表示のための手法7つ
SEOとは? ~ブログサイトを改善して検索上位表示をめざす
SEO(Search Engine Optimization)とは、直訳すると「検索エンジン最適化」のことです。
検索エンジンとは検索アルゴリズム、すなわち検索結果を表示するためのシステム。
SEOはSEO対策とも呼ばれ、検索上位表示させるためのさまざまな手法を指します。
日本で検索エンジンといえばGoogle, Yahoo!, Bingが有名ですが、シェアはそれぞれ77%、15%、7%となります。
【参考1】Search Engine Market Share Japan
日本のYahoo!はGoogleのアルゴリズムを使っているので、実質9割以上がGoogleを検索エンジンとして使っていることになります。
また、世界的にもGoogleの使用率は9割以上。
そのため、SEOといえば、実質Google検索で上位表示をめざすことを言います。
【参考2】
Yahoo! JAPANがGoogleの検索エンジンと検索連動型広告配信システムを採用
Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために
検索エンジンの仕組み
検索エンジンが動く仕組みは3つのステージからなります。
SEO対策をするには、3つのステージで何が行われているか理解していることが重要です。
1.クローリング
クローリングとは、クローラーと呼ばれるボット(自動で動くプログラム。ロボットともいう)がウェブ上を巡回し、新しいコンテンツや更新されたコンテンツを探し出すこと。
クローラーはリンクをたどってウェブページを巡回します。
2.インデックス
インデックスは一般には「見出し」や「索引」といった意味。
SEOでのインデックスは、クローラーが探し出したページをデータベースに登録することです。
3.ランキング
検索結果表示は、インデックスの情報を元に行われます。
数百項目が評価され、検索キーワードに対して関連性が高く内容が高品質と判断されたサイトが順番に表示されます。
このように検索結果を自動的に表示するシステムのことをランキングと呼びます。
【参考3】
Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について
Google 検索セントラル ブログ(Google検索の公式新情報、新機能やSEOベストプラクティスの紹介)
SEO対策の効果が出るのは数か月先
SEO対策後すぐにその効果が出るわけではありません。3つのステージを経て検索結果に反映されるには2~3か月かかるといわれています。
また、インデックスの際、タイトル名や文章などの内容が似ているサイトはグループ化され、正規ページと重複ページに分類されます。
検索結果に出てくるのは正規ページだけ。
したがって、独自性のないサイトが検索結果に表示されることはありません。
Googleが考える検索の基本的思想
検索ツールとしてGoogleが9割以上使われているとお伝えしました。
したがってGoogleが検索をどう考えているかを知ることは非常に重要です。
いくつかGoogleの考えをあげてみましょう。
Googleは設立当初から「10の事実」というものを策定し、常に事実であるかどうかを確認しています。以下に引用します。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Googleが掲げる10の事実
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
重要なところを4つにまとめました。
1.ユーザーの役に立つコンテンツを作る
これはユーザーファーストの考えです。
読者の悩みを解決する記事を書くことが一番です。
2.求める情報へのアクセスをできるだけ速く
ブログサイトの表示速度は重要です。
また、ブログ内で読みたい記事にたどり着きやすいような工夫も大事。
- カテゴリー分け
- 関連する記事間でリンクを張る
3.他サイトからのリンクは多いほど良い
企業の公式ホームページや人気のあるブログから引用される数が多いほど、検索上位表示されやすくなります。
4.モバイルでの使い勝手も超重要
いまやパソコンよりもスマホを持つ人の方が多い時代です。
スマホでの表示が見やすいかどうかもGoogleは重視しています。
これだけは押さえておきたいSEO対策7選
SEO対策で最低限やっておきたい手法を7つご紹介します。
1.高品質な記事を書く
最も重要で本質的なSEO対策は、記事の品質を高めること、つまり読者の悩みを解決し役に立つブログを作ることです。これがなければ、他に何をやっても意味はありません。
2.定期的にリライト(書き直し)する
記事を1回書きあげてもそのままではなかなか上位表示できません。図解や見た目なども最初から100点満点で投稿するのは難しいでしょう。リライトを繰り返して満点を目指すのです。
3.内部リンクを充実させる
読者が「あ、これもっと詳しく知りたいな」というタイミングで、関連する記事に飛べるリンクが張られていると、読者満足度が高まります。検索エンジンの仕組みで紹介したクローラーも巡回しやすくなり、有効なSEO対策となります。
4.被リンク(他サイトからの引用)を獲得する
Googleが掲げる10の事実のひとつで「ウェブ上の民主主義は機能する。」というものがありました。これは人気投票みたいなもので、他の有名なサイトから引用される記事があれば、その記事も人気があるとみなされる、という理屈です。
とはいえ、他サイトからの引用はなかなかもらえないもの。いくつか具体的アクションをあげてみましょう。
- 他のサイトに寄稿する。プロフィール欄にあなたのブログ情報を載せられます。
- 自分のブログを紹介しているサイトを見つけて、リンクを張っていなければ張ってもらえるように依頼する。
- ブログのランキングサイトや公開サイトに登録する。例)「人気ブログランキング」、「にほんブログ村」、「みんなのブログランキング(みんブロ)」、「Blog Map」
5.ページ表示速度を早くする
Googleが掲げる10の事実に「遅いより速いほうがいい。」とあるように、ページ表示速度は重要です。表示が3秒以上になると離脱する読者が急激に増えるというデータもあります。
【参考】Does Page Load Time Really Affect Bounce Rate?
ページ表示速度を速くする手法はいろいろありますが、ここではWordPressのプラグイン(拡張機能)を2つご紹介します。
- キャッシュ系プラグイン:WP Fastest Cache
- 画像系プラグイン:EWWW Image Optimizer
各プラグインの特徴やインストール方法、設定方法については、別記事で詳しく解説します。
6.ページ滞在時間を長くする
ページ滞在時間が長いということは、読者がその記事に価値があると判断したということ。
例えば、動画を埋め込んだり、導入部分に漫画を載せてみたり、クイズを出したりなど、さまざまな方法が考えられます。
読者の悩みに対する解決策を、理由と論拠を添えて丁寧に説明すると、文章も自然と長くなるもの。ここでも「ユーザーファースト」の考えが生きてきます。
7.読者の再検索を防ぐ
あなたの記事を読んでも問題が解決しなかったり、わからない言葉が出てきたりしていませんか? そうなると読者は、似たようなキーワードで再検索して別のサイトに行ってしまいます。
読者の疑問を先読みして、その記事内で文章で説明するか、同じブログ内の別記事にリンクを張って読者の疑問に答えてあげましょう。
このとき、読者自身も気づかない潜在ニーズにまで気を配ることができれば、他ブログにはない差別化になります。
読者は明朗快活で、あなたの文章を「うんうん、そうだよね」と読んでくれると考えてしまうかもしれません。でも、逆に、読者はネガティブで臆病な人だと考えて、
「そんなわけないよな」
「そんなにうまくできたら苦労しないよ」
という読者の声に答えてあげましょう。
★つまづきポイント
- 高品質な記事で読者の悩みを解決することがSEO対策で最も大事。記事内容が読者の期待外れであれば、他にどんなSEO対策をしても意味がない。
- Googleだけに好かれる記事を書こうとしてもうまくいかない。読者ファーストが大事。
- 読者に役立つサイトを検索上位表示させるために、Googleは日々検索アルゴリズムを更新している。今日検索上位表示されていても、明日は違うかもしれない。
仮説を立ててからブログ作業をしよう ~予測と結果のギャップをどうしたら埋められるか考えることで収益化が見えてくる
仮説とは「こうやったらうまくいくんじゃないか?」と予測すること
- 仮説思考って何だろう?」
- 「ブログと仮説思考って何か関係があるの?」
あなたはこんな風に思っているかもしれませんね。
ここでは、仮説思考を持ってブログ作業をすることが、「結果を出す=収益化する」ことにとってどれだけ重要かをお伝えします。
ブログで記事を書き始めても、すぐに稼げるわけではありません。
1記事だけでは読者の悩みを解決できませんし、たとえ100記事書いたとしても、読者の期待に応えていなければ、誰にも読まれず、収益化もできません。
ブログは、正しいコースをコンスタントに走り続けるマラソンのようなものです。
コースを外れたり、途中で休んだりしていたら、ゴールには届かない。つまり収益化できないのです。
だから、自分が
- 正しいコースを
- 基準以上のペースで
走り続けているか、確認して修正しなくてはなりません。
では、なぜ仮説思考がブログの収益化にとって重要なのでしょうか。
仮説とは、まだ十分な情報や分析が進んでいない段階で、自分なりに出した答えです。
言い換えると、今ある情報で出した
「こうすればうまくいくんじゃないか?」
という解決策が仮説なのです。
「仮説→実験→分析→検証」を繰り返すことで、最速で問題を見つけて解決するのが仮説思考。答えから考えることで、時間短縮になり、やるべきことがハッキリします。
仮説思考でブログ作業を行うことで、稼げない理由を見つけ出し、解決していくことができるのです。
仮説思考がないとどうなるか?
仮説思考がないまま、やみくもに記事を書き進めても、問題にぶつかったらどうしたらよいか分からなくなります。そもそも、何が問題で稼げないのかもわからないでしょう。
- 行き詰ってしまって記事を書けなくなる
- 記事を書くのにものすごく時間がかかる
- ブログを書く時間がない
- 100記事書いても収益が出ない
このような悩みに直面しても、仮説思考がなければ、何をどうすればよいのか分からず、途方にくれてしまいます。
仮説思考でブログを進めるメリット
仮説思考でブログを進めるメリットは3つあります。
- 問題解決のスピードが上がる
- 「仮説は間違っていてもOK」という前提で検証するので、集中して作業に取り組める
- 本業やプライベートでも役に立つ
順番に見ていきましょう。
1.問題解決のスピードが上がる
何か問題があったときに、何も考えずに分析から始めてしまうと、他にも解析したいことがどんどん増え、思ったより時間がかかってしまいます。
最初に仮説を立てることで、調べる項目を絞ることができ、時間短縮になります。
2.「仮説は間違っていてもOK」という前提で検証するので、集中して作業に取り組める
仮説は一回立てて終わりではありません。
むしろ、「仮説→実験→分析→検証」のサイクルを、解決するまで何度も回すのが前提です。
仮説が間違っていたら、別の仮説を立て「実験→分析→検証」を繰り返す。
「間違っていたらどうしよう」などと考える必要がないので、集中して作業に取り組めます。
3.本業やプライベートでも役に立つ
ブログで仮説思考を繰り返し、仮説思考が身についてくると、本業の仕事やプライベートでも役に立ちます。
- 【先見力】今わかっている情報で仮説を立て、それを繰り返すので、先を見通す力がつく
- 【決断力】全ての状況がわからない状態でも、思い切って仮説を立てられる
仮説思考で先見力、決断力が鍛えられ、本業でもより早く良い結果を出せるようになるでしょう。
ゴルフやテニスなどのスポーツでも、すべての体の動きを同時に直せと言われてもなかなかうまくいきません。
- 最も効果的と思われる一点に課題を絞る(仮説を立てる)
- 立てた仮説に従って動きを矯正していく(実験→分析→検証)
- 次に直すべき部分を定め、矯正を繰り返す(仮説思考サイクル)
仮説思考サイクルを繰り返すことで、上手になっていきます。
仮説思考でブログの課題を解決する具体的方法
収益目的のブログの問題は、究極的には「稼げない」ということ。
でも「稼げない」だけでは何が課題なのかが分かりません。
- キーワード検索で上位表示できていないのか、
- アクセス数が低いのか、
- アクセスはあっても記事が読まれていないのか、
- 収益につながる記事への誘導ができていないのか、
- 上記以外の問題なのか、
こういったことを特定する必要があります。
この中で、すぐ確認できるものは調べてしまいましょう。
例えば、キーワード検索で上位に表示されるかどうかは、実際にGoogle検索すればOKです。
検索はシークレットモードにして結果をより正確にします。
記事数が増えてきたら、有料ツールを使って詳しく分析した方がよいでしょう。
(ブログの検索順位の調べ方は、別記事で詳しく述べます。)
結果を分析し、
「こうすればうまくいくんじゃないか?」
という仮説を立て、実際にそれを行って検証します。
検索上位表示できていないのであれば、
- 狙ったキーワードが記事タイトルに効果的に入っているか
- キーワードに関することが読者に分かりやすく書かれているか
- そのキーワードで検索する読者のニーズを満たす記事になっているか
といったことを検証し、対策しましょう。
結果が出なければ、次の仮説を立て、
「実験→分析→検証→次の仮説」
を繰り返します。
どんな課題でも、一度の対策でうまくいくことはなかなかありません。
特に、初めて挑戦することであれば、何度も仮説と検証を繰り返さないと結果は出ないもの。
あきらめずに、何度もトライしましょう。
大丈夫です。何度も「仮説→実験→分析→検証」サイクルを繰り返すことで、仮説の精度とスピードはどんどん上がります。
★つまずきポイント
- 仮説ないまま作業していると、うまくいかなくても何が原因か分からない。
- ブログはマラソンに似ているが、コースやゴールは人によって違う。仮説思考を繰り返して課題を見つけ、収益化するための行動を続けよう。
まとめ
ここまで、ブログ初心者でも、何を、どの順番でやれば稼げるブログを書けるのか、をお伝えしました。
あなたも、この記事の内容を実践することで、多くの読者に読んでもらえる記事を作れます。
最後に、稼げるブログを始めるロードマップをもう一度おさらいしましょう。
<ステップ1.準備編>
1.1.ブログで書くジャンルを決める
1.2.決めたジャンルのブログを研究して、ブログのイメージを作る
1.3.ブログを開設する前にあらかじめ道具を用意し、ブログ名などを考えておく
<ステップ2.ブログ開設編>
2.1.レンタルサーバーを契約する
2.2.ブログ名とドメインの設定する
2.3.WordPress(ワードプレス)をインストールして初期設定する
<ステップ3.記事執筆編>
3.1.競合ブログの研究をする
3.2.ブログのサイト設計をする
3.3.記事設計をする
3.4.記事を作る
3.5.記事を投稿する
3.5.記事を推敲する
<ステップ4.収益化施策編>
4.1.ブログでの広告収入の仕組みを理解する
4.2.SEO対策でブログの集客をする
4.3.仮説思考でブログを収益化する
あなたも、この記事を参考に、読者の役に立つブログを書いて、収益化を目指してみませんか。